冬天的楽趣(三)

「冬天的楽趣」シリーズ3年目の連載が始まります。
今年もご愛読くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
ところで、私の編み物ストックも底をついてまいりました・・・
第30回以降、新作を編むまでしばしお休みすることになるかもしれません。
どうぞご了承下さい。

 

* * * 第25回 * * *

「ほどいてアニマルpart1」

このセーターに使っている色は何色?
濃紺、水色、灰色、白。
4色ですね!

既製品で買った縄編みのセーター(機械編み)にが空きました!
裏から縫えば着れないこともないのですが、何年も着ていたので飽きていたということもあって
ほどきました!
それがここで使った濃紺です・・・

既製品で買ったアーガイルのセーター(機械編み)に毛玉が付いて手に負えなくなりました!
毛玉取機でとっちゃえば着れないこともないのですが、何年も着ていたので
糸がほつれていたということもあって
ほどきました!
それがここで使った水色です・・・

灰色は・・・見覚えがあるって?
さすがは熱心な読者ハンどすな・・・
そうです、第13回の着る機会のないベスト
ほどきました!

そして、白は・・・察しがつくって?
さすがは熱心な読者ハンどずな・・・
そうです、そうです・・第7回の新春福袋の品を
ほどきました!

おりしもゴマフアザラシの多摩ちゃんブームの頃。
これら、廃品を集めてはやし最上川・・・芭蕉。・・・じゃなくて!
廃品を集めてゴマちゃん風セーターにしてみました。
このセーター、後ろは後ろでゴマちゃんの後姿になってるんですよ♪
(アニマルは‘編み図’がありました)

翌年(2004年)は‘冬ソナ’ブーム。
私も遅ればせながら影響され、冬ソナネック(タートルネックのこと)に首丈を編み足しました♪

そして2005年3月、北京。
まだ空気の冷たい北京の街に私はこのゴマちゃん冬ソナネックを着て行きました。
風が冷たい北京の街を歩いても、顎までネックを上げてすっぽり首を隠せば
それはそれはあったかくてありがたいのですが
「いい歳こいてアニマル柄かよ?」と、ひとり突っ込みありありで、
人前では恥ずかしさのあまりウインドブレーカを脱ぐのをためらったほど・・・

教訓
「カワイイアニマル柄は家の中で着るべし!」

(2005年3月記)





 

* * * 第26回 * * *

「ほどいてアニマルpart2」

前回の既製品2着をほどいた糸でもう一着できました。
今度はペンギンです。
濃紺はゴマちゃん風セーターでほとんど使い切ったので、裾と袖口、襟ぐりに使って、
残っていた大量の水色をベースに編んでみました!
色の反転バージョン。
もちろん、後ろは後ろで、ペンギンが水中を泳ぐ姿になってるんですよ♪
(アニマルは‘編み図’がありました)

既製品セーター2着をほどいてリフォーム・・・
もちろん、翌年冬ソナネック(タートルネックのこと)に首丈を編み足しました♪

tuziよ、おまえに問う。

既製品をほどいてまで編みたいか!?

(2005年3月記)





 

* * * 第27回 * * *

「ニット小物三点」

えー、ご説明いたします。
向って左からペットボトル入れでございます。
太極拳の練習のお供に、必需品でございます。
太極拳してる読者の方に送りつけては閉口されてるのではないかと・・・
先日は太極拳のこともあろうに先生にお土産にしてしまいました・・・
その中国人の先生は一目見るなり「手袋でしょ?」と。
違あうっ!

真ん中に見えますのは、ご存知マフラーでございます。
このマフラーはシルクの肌触り、長めに編みましたので二重にぐるぐる巻きができます。
もちろん、二つ折りにしてかけるもよし・・・
自由自在に巻くことができますのでお洒落に使いこなすもよし、
寒い日にはぐるぐる巻きにして口を覆うこともできますので実用性もバッチリ!
このマフラーは2002年春の北京で大活躍でした!
風の強い(半端じゃない!)北京は黄砂が舞い、口の中はジャリジャリ・・・
髪の毛もゴワゴワ、鼻の穴も真っ黒・・・
街ゆくお姉さん方はスカーフとマスクが必需品のこの時期。
こんな時にこのマフラーが大活躍だったのでした。
ぐるぐる巻きにして口まですっぽり!
砂まみれから私を守ってくれたのでした!

そうして強風吹きすさぶ北京を2時間近くも歩いて訊ねた京劇の記念館が休館・・・
せっかく遠くまで歩いてきたんだから、と寄った庭園にひとりぼっちで寂しかったこと・・・
孔子廟でジャマイカ人に会ったこと・・・
北海横を歩いて骨董街に行こうと思ったけどあまりの寒さに挫折したこと・・・
その北海で性懲りもなくサンザシを買ってしまい、あまりの不味さに北海に捨てたこと・・・
この時のひとり旅にはホントにたくさんの思い出がある。
こうした外を歩いての思い出はどれもこのマフラーと共によみがえる・・・

そして、バッグ
派手派手ですねー。
パッチワーク風にかぎ編みで仕上げました。
ちょっとした用足し、お買い物バッグに最適です。

・・・とまあ、小物3点。
小物といってもどれも編み上げるまではけっこう時間がかかるものです。
ペットボトル入れだって半日はかかるし、
マフラーは細い糸で編んでますので、なかなかはかどらず、数日にわたる時間を要しました。
バッグだってそうです。
簡単そうに見えても、即日出来るというものではありません。

小物というのはニットであっても冬だけが活躍ではありません。
ペットボトル入れなどは、替えがないのでこれを毎回持ち歩いていますし!
バックも普段使うとなると、こればっか持ち歩くようになるものです。

こうして、ニットが生活に入り込んでくるのって楽しいものです!


そーいえば、以前彼に携帯ホルダー編んであげたっけ・・・
ベルトに引っ掛けるように何度も工夫改良して編んであげたのに
一度も使ってるとこ見たことなかった。
ぷんっ!
携帯を持っていない私がせっかく苦心して編んであげたのにぃ!

ニットでは使いずらい小物もあるってか・・・

(2004年5月記)





 

* * * 第28回 * * *

「アジアの脅威」

百円ショップで純毛モヘアが売られていた。
アクリル100%なら頷けるが、百円ショップに純毛100%があるなんて珍しい。
ちょうどベストが欲しかった時期だったので、5カセ購入。
編み図はなく、適当に裾にだけ透かし編みの模様を入れて胸下で絞ってリボンを。
「ふむ、悪くないか・・・」
そう思ってしばらく着ていたが、胸下から裾にかけて広がってるから、
なんだか妊婦♪に見えて仕方ない。
でも私、妊婦じゃないから!

ほどきます。

今度は全体に木の葉模様の透かし編みにしてみました。


これならモヘアも映えるし、妊婦にも見えない。
てか、はじめから妊婦じゃないですから!
「よっしゃ、これで決まり!」

今年はケープとかマントっぽいニットが流行してるみたいです。
いいなあ、私も編もうかなぁ・・・
でも、こないだ可愛いアラン模様のカーディガン、300円で売られていたしなぁ・・・
たった300円よお!
毛糸代にもならないでしょうよ!
これが中国製なんです。
2002年北京に行った時、毛糸製品が日本円にして150円くらいで買えるのに
衝撃を受けてしまった私ですが、(「旅行記」2002年北京参照)
ああいったのが輸入されてきて日本で300円で売られているのね、きっと・・・
そんなだから編み物も必要に迫られてというのは過去の事で、今では時間をもてあましてのことか、
趣味でよほど好きでもない限りしないというのが現状でしょ。
第一、安い既製品が溢れているから、手編みしたほうが高くつくんだもの。
このベストだって、原価500円に満たないけど、500円あれば既製品で
もっともっとりっぱなのが買えちゃうのよ?

巷に溢れている既製品で、あまりの安さに「(なんじゃこりゃあ!)」と唸った
手編み風ニット製品のほとんどが中国製、韓国製。
最近目立って急増しているのがベトナム製、じゃなかったらインド製、カンボジア製、タイ製・・・
その異常な安さに編み物大好きっ♪のこの私でさえ、手編みすることについ躊躇を覚えるこの頃。
300円のカーディガンはもとより、ついこないだもマフラーと帽子のセットを
たったの100円で買ってしまったばかり。

・・・編み物を通じて‘ある意味’アジアの脅威を感じるtuziなのでした。

(2005年12月記)





 

* * * 第29回 * * *

「ほどけ既製品part1〜冬ソナネック」

これ、同じようなデザインの既製品を編み直したものです。
え?
わざわざ編み直すのはなぜかって?
そりゃ、編み物好きの物好きってもんですよ(笑)
蛇足ですがこの既製品、200円だったんです。
ぼこぼこした毛糸と色合いが気に入ったんです♪
だから、失敗してモトモト。
糸が超極太なのであっという間に編みあがっちゃった!(たった2日)

買った当初のデザインは首元が広くてゆったりとダラ〜ンとした感じでした。
でも私、こう見えて首細いし長いし、、、
首周りが開いているデザインは似合わない上に、スースー寒いんです。
といったわけで、冬ソナのユジンみたいに顎までスッポリのネックにしたくて。
これならあったか〜い♪
部屋着にもってこいです!

このところの韓国ドラマ人気の影響を受けまして、
一昨年は冬ソナチェ・ジウさんのタートルネックにハマリ、
数着のセーターのネックを超長々ネックにリフォーム。
映画のほうでも「オールド・ボーイ」がカンヌでグランプリ受賞と韓国の躍進ぶりがうかがえた。
昨年はチャングムのイ・ヨンエさんの最新映画が観たかったのですが映画館には行けずじまい・・・
同監督の復讐三部作が観たくて、その第一作をついに最近(昨日)レンタルで観た。
と、私も少なからず韓国ドラマの影響を受けた二年間でした。(ドラマふたつ観ただけ)

冬ソナのユジンにチュンサン、チャングムにミン・ジョンホ・・・
韓国ドラマの男性は女性を全面サポートする姿が描かれている。
その点が女心をくすぐるからか、韓国ドラマは日本女性(年輩)に大人気。
このセーターを編み直している頃、私は「冬のソナタ」を見ていましたが、
昨年2005年は「チャングムの誓い」に夢中になりました。
(といっても私の場合、巷でみられる熱狂的ファンとはほぼ遠い、一視聴者にすぎませんが)
チャングムは実在の人物(女医)がモデルになっているものの、あくまでドラマ。
危機に陥ると必ずミン・ジョンホが現れて救ってくれる。
さしずめウルトラマンのような存在っていうんですか?
チャングムはあくまでマイペースなんですけど、それを可能にしているのは
ミン・ジョンホが全面サポートしているからなのでした。(やっぱりドラマ)
でも実は、ミン・ジョンホは既婚者なのです。
本妻がありながら最終的にはチャングムと家庭を持った。
・・・それってどうなのかなあ?本妻はどうした?
後日判明したのですが、監督の一存で本妻は病死した設定だったとか。
(都合よく運ぶところがやっぱりドラマ)
ま、チャングムの場合、時代が時代ですからね。
けど、冬ソナのチュンサンだって初めはチェリンと付き合ってたのにユジンと付き合い始めた。
・・・それってどうなのかなあ?チェリンはどうしてくれんだ?
韓国男性って好きな人のためなら全面サポートも厭わないが、心変わりすればそれまでってこと?
結婚したのなら責任上タダではすまないだろうが、恋愛感情においてはそれが現実ってもんか・・・
結婚の約束をしたわけでもなければプロポーズされたわけでもない男女の付き合いは
ただの友人関係だものね。
たとえ、どちらかか付き合いを申し込んだにしろ、見合いしたにしろ、
進展がなければ友人以上の関係とはいえず、それまでのこと。
その友人相手になんだかんだ恨みがましく因縁つけるのは勘違いもはなはだしいし・・・
チェリンが先に付き合っていたからといって泣き叫んだところで、心変わりされては後の祭り。
それで恨んでどうなるものでもないし抗議などお門違いってもの・・・
だいたい、恨む時点で本気で相手を想っていなかったことが判明してるしね。
でも私、チェリンに同情的見方してますけどね♪
でもユジンは違うでしょ?
サンヒョクと婚約までしていたのよ。
これは罪深いで・・・
私がユジンの立場なら後々後悔するかもしれないがサンヒョクと結婚するだろうな。
(これじゃドラマにならない)
チュンサンとの愛情の板ばさみになり、そちらを選んでしまうあたりがドラマなわけで・・・
そんな感情のもつれがドラマになったのが冬ソナってことだ。
それに冬ソナをどんなに語ろうともドラマに現実を照らし合わせるには無理があるしね。

どのみち人生とはままならないもの。

これじゃ、冬ソナネックも手放しであったか〜い♪なんて言ってられないか・・・

(2006年1月記)





 

* * * 第30回 * * *

「ほどけ既製品part2〜プロバンスの風?!」

丈が短い時代に流行ったセーターをほどいたんです。
ほどくまでもなく、着られることには着られたのですが、ほどいたんです。
今思えばほどかなきゃよかったかな・・・なんて思います。
ほどいたミドリのモヘアの糸を使って、編物の本でみつけた「南仏プロバンスの香り」と題された
セーターにリメイクしたんです。
確かに、その本のモデルさんが花束なんか抱えちゃって微笑んでいるセーターは
いかにも南仏プロバンス風のもので・・・
だから本の編み図どおりに編んだんです。
袖口と裾と衿に模様編みをあしらって・・・
そして完成したばかりの時は、こんなんじゃなくて・・・なんというか・・・
もっとほっそりしてて・・・本のお嬢さんのとおりプロバンス風だったんですよ。。。
で、で、でもね。
毛糸って、着ちゃったら体型をかたどってしまうものなのよ!
裾が広がってるのは、私の体型を毛糸が素直にかたどってしまったからなのよ!
うっ。
南仏プロバンス風だったセーターが、ただのモヘアセーターになっちまっただ・・・
どこがプロバンスなんだって話しよ・・・(涙)
だから言わんこっちゃない。

tuziよ、おまえにもう一度問う。

既製品をほどいてまで編みたいか!?

(2006年1月記)