サイダーハウス・ルール

「運命」
THE CIDER HOUSE RULES 1999年

 監督 : ラッセル・ハルストレム
 原作/脚本 : ジョン・アーヴィング
 脚本 : ビル・ケリー
 出演 : トビー・マグワイア / シャーリズブレンダン・セロン
      デルロイ・リンドー / ポール・ラッド / マイケル・ケイン

             (126分)
 米アカデミー助演男優賞(M・ケイン)
 米アカデミー脚色賞


 「ガープの世界」などで知られる米現代文学の巨匠、ジョン・アーヴィング原作の感動作。
孤児院生まれの青年を主人公に、彼がさまざまな経験を通し成長してゆく姿を温かな視点で描く。

メイン州のセント・クラウズ孤児院でラーチ院長のもとで育てられた孤児のホーマー。
ラーチ院長は堕胎手術も同義的に行う医師だが、助手として手伝うホーマーはそのことに疑問を持つようになる。
そんな時、手術にやってきたカップルとホーマーは初めて外の世界へ・・・
りんご園で働き始めた彼は、季節労働者たちとの収穫作業、初めての恋、やがて思わぬ試練にぶつかる。
そんな時ラーチ院長の口癖を思い出すのだった・・・


幼い頃から孤児院で育ったホーマーは、次々に里親が決まってもらわれていく子を羨ましく見ていた。
だが、ホーマーにお声がかかることもなく大人になっていく。

孤児院から出た事のない彼は、映画すら見たことがない。
りんご園の宿舎サイダーハウスで過ごす日々は毎日が新鮮だ。
そこでのルールとは、そんなの元々存在はしていない。
だが、ホーマーは知らず知らずラーチ院長の口癖「人の役に立つ存在になれ」が沁みこんでいた。

孤児院では「誰もがお姫様で、王子様」なのだ。
子供たちは無限の可能性を秘めて大人になっていく・・・




・・・とまあ、堅い話はこれくらいにして、
私がこの映画が好きな理由は、そのヒューマンストーリーもさることながら、トビー・マグワイアの笑顔だ。
かわいいのよん♪
友人のM女史に話したところ、
「サイダーハウス・ルールの彼で間違いないわよね?なんで?あれのどこがいいの?」
と言われた。
好みなんです!

それ以来、「タイムトラベラー」のブレンダン・フレイザーもステキ♪と思った時など
トビー・マグワイア系をまた見つけた!といって即座に話が通じたほど。

その彼、最近「スパイダーマン」になっちゃったので、がっかりしてしまった。
演技派なんだから、そんなアクションものなんかにでて名前を売らなくてもよさそうなものなのに・・・

サイダーハウス・ルールでトビー・マグワイアが好きになる彼女がシャーリズブレンダン・セロンなんだけど、
童顔のトビーに比べてお色気ムンムンでせまる年増女って感じでミスマッチ。
そう思いませんか?
そりゃ、やっかみもあるけど・・・




まあ、気に入った俳優の相手役でいいなと思った女優なんかそうそういない。
例えば、タイムトラベラーの女優はキー、キーうるさいだけだったし、
1998年香港「ガラスの城」のレオン・ライの相手役スー・チーはちんちくりんだったし・・・
好きじゃないけど、「タイタニック」の女優はデブだったし、あれじゃいかだにふたり乗れないっつーの!
ひとりでも沈みそうじゃ!

どうしてこう、釣り合いがとれたキャスティングができないかなあ・・・?


(2002年12月記)