ユー・ガット・メール

「原点はコメディのトム・ハンクス」
YOU'VE GOT MAIL 1998年

 製作/監督/脚本 : ノーラ・エフロン
 出演 : トム・ハンクス
  メグ・ライアン
       パーカー・ポージー 
  ジーン・ステイプルトン
       スティーブ・ザーン
  デイヴ・チャペル
       グレッグ・キニア

       (119分)


ニューヨークで母から譲り受けた小さな絵本専門の本屋を経営しているキャスリーン。
メールネームは「ショップガール」
彼女の店の目の前に大手書店チエーン店オープンすることになる。
そのライバルの会社の息子がキャスリーンのメル友だったのだ。
メールネームは「NY152」
もちろん、お互いに顔も素性も知らない・・・
ふたりはメールを通してお互い悩みを打ち明けたりしてやがて恋に・・・

     



私にとってトム・ハンクスはコメディの人だ。
今や押しも押されぬオスカー俳優の彼も、スタートはコメディだった。
今では「グリーン・マイル」(2001年)「プライベート・ライアン」(1998年)といった
シリアスで、いかにもオスカー狙いの映画にも出まくっているが・・・
(「グリーン・マイル」はスティーブン・キングの原作本の方が断然面白かった)

まあ、時にはメグ・ライアンと組んで軽いタッチの映画に出演したりもしている。
やはり、こっちの方がトム・ハンクスといえばしっくりくるのは私だけだろうか?
「ビッグ」(1988年)「スプラッシュ」(1984年)の彼は本当によかった・・・
演技派というよりエンターティメントを感じさせた!


「ビッグ」
12歳の少年が体だけ35歳に・・・


「スプラッシュ」
これほどリアルに人魚を描いた映画はなかった・・・


最近なら「ユー・ガット・メール」がよかった。
カムバック!トム・ハンクスだった。
「ビッグ」「スプラッシュ」の時のように若者ではないし、おデブのオヤジになっちゃったけど、
胸キュン!させられたトム・ハンクスらしい映画だった。

終わり10分のシーンで、トム・ハンクスが実はメル友だったことを知らずにメグ・ライアンは好きになった
メル友に会いに出かけます。
でも、その頃は商売敵だったトム・ハンクスのことを好きになりかけていて・・・
トム・ハンクスは自分がメル友だったと現われたら、一気に嫌われそうで怖い・・・
そんな、ふたりが待ち合わせ前に別れるシーン。
トム・ハンクスが切ない胸の内をとつとつと話す・・・

そういえば、私も顔も知らないメル友といきなり待ち合わせて会ってしまった経験がある。
だけど、中国語メールで、待ち合わせ場所は北京。
(旅行記2002年北京をご覧ください)
なんていえば、「出会い系サイトじゃないか?」と言われてしまいそうだが残念でした、違います!
(でも、多少、事件の不安もあった・・・)
「ならば、映画ユー・ガット・メールのように恋愛に発展したりして?」
あー、残念でした、現実はそう甘くないのでした!
真面目に太極拳指南受けて特訓されて(投げ飛ばされて)帰ってきました・・・

「あ〜あ・・メグ・ライアンになりてー!


(2002年12月記)