ショーシャンクの空に

「だからスティーブン・キング大好き!」
THE SHAWAHANK REDEMPTION 1994年

 監督/脚本 : フランク・ダラボン
 原作 : スティーブン・キング
 出演 : ティム・ロビンス / モーガン・フリーマン / ウイリアム・サドラー

(143分)


無実の罪でショーシャンク刑務所にアンディ(ティム・ロビンス)は
不倫したカミさんとその相手を射殺したとして投獄された、銀行の若き副頭取。
実は冤罪なのだけれど、状況は絶対不利。

刑務所には例によって狡猾な所長と、こずるい看守なんかがいる。
とても食えない奴らだが、彼はその強欲さを巧みに利用しながら脱獄の機会をうかがう。
そして、物静かな彼は、やがて自らの根源的な力と職能を武器に、刑務所の仲間達に尊厳を取り戻していく。

アンディの親友レッドにモーガン・フリーマンが扮する。
モーガン・フリーマンの存在感は穏やかながら圧倒的だ。


スティーブン・キングの小説「刑務所のリタ・ヘイワース」の映画化。
そりゃ、スティーブン・キングなんだから、簡単に終わらせてはくれないさ・・・
だけど、
映画を見終わった後の爽快感がなんともいえない。

スティーブ・マックイーンの「大脱走」(1963年)以来の爽快感だ!
この映画のマックイーンのバイクでの疾走シーンは一度見たら忘れられないが、
ジェームス・コバーンやチャールズ・ブロンソンらの集団脱走は胸がすく!
第二次大戦中のドイツでの史実に基づいて、脱走に参加したブリック・ヒルの原作の映画化だった。

それにしてもさすが、スティーブン・キングだ。
してやったり・・・!

ほとんどが映画化されているといっていいスティーブン・キングの中でも映画として観れば、この「ショーシャンクの空に」が一番好きだ。
なぜなら、比較的小説に忠実に製作されているスティーブン・キング映画でも
(原作者自ら映画の現場に携わっているから)
原作本を超えるとなると、なかなかないのだ!
それだけ、スティーブン・キングは本の方が面白い!

例えば、「グリーン・マイル」(1999年)
映画化が決定される以前に読んでいたのだが、読みながら私の頭の中にはキャスティングが浮かんでいた。
主役の看守主任にはサム・シェパード。
(映画ではトム・ハンクスだった)
イメージとかけ離れたので映画を観ていない・・・

映画として薦めるなら「クリスティーン」(1983年)もよかった。
人格を持った車、クリスティーン。女車だ!怖かったぞー!
このように、スティーブン・キング小説を超える映画はなかなか見当たらないものなのだ。


モーガン・フリーマンは私の好きな俳優のひとりだ。
彼の落ち着いた雰囲気が好きだ。
慌てず、騒がず、常に沈着冷静。

いいねえ・・・

彼が出てると映画に風格が出るし、重厚さが増して引き締まる!

声もいいねえ・・・


(2003年5月記)